令和5年から協会けんぽの申請書が新様式になります。
今回は傷病手当金をメインに説明していきます。
youtube動画では左右に新様式、旧様式をならべて見比べながら説明します。
このプログは2022年12月時点での情報ですので、また変更点や改正点があったらその都度UPする予定です。
給与計算する側からの目線でみると一番の変更点は
●申請者=受け取り口座名義 となり、今まで会社や家族が受け取れる「代理受け取り」が
原則としてできなくなりました。(2022年12月24日時点)
申請者が銀行口座を持ってない等、どうしても代理受け取りをしたい場合は協会けんぽに依頼して「理由書」と「振込口座記入用紙」…名前は不明確ですが、なんらかの用紙を送付してくるので、
それに記入して、協会けんぽに送り返して、認められたら代理受け取りができる とのことでした。
電話で確認した情報ですので、今後変更される可能性があります。詳しくは管轄の協会けんぽへお問い合わせください。
他にも記入方法や、記入内容が簡素化されました。
ざっくり変更点
1枚目
●名前がカタカナに マス目で読みやすいようにしている
●住所欄が広くなった
●代理受け取りの欄がなくなった 給付金の振込先は申請者と同じ名義の口座を記入しなければならない
2枚目
●傷病名を記入する欄がなくなった ⇒ 医療担当者記入欄(4ページ目)に記載されている傷病名か、そうでないかをチェックするだけになった。
●初診日の記載欄がなくなった ⇒ 発症・負傷年月日を記入する欄になった
●申請期間の日数を書かなくてもよくなった ○日~○日までは書く。○日間という日数は書かなくてもよくなった。
●負傷原因を具体的に書かなくてよくなった ⇒ 業務上の傷病か、そうでないかを問うている
労災か、そうでないかを聞いている
●療養のため休んだ期間に報酬を受けた場合の記入欄がなくなった ⇒ 3ページ目へ移動した
●老齢年金(公的年金)をもらっている人への説明が増えた
傷病手当金は退職後ももらえるが、その人が老齢年金(公的年金)をもらっている場合はが傷病手当金が調整されます。この文言が今までなかった。新しい様式にはこの文言が小さーく記載されています。
3枚目
●名前がカタカナ記入になった マスで区切ってある
●勤務状況は今までは出勤は○、有給は△、公休は公、欠勤は/ と細かく記入することになっていたが、新様式は単純に「出勤した日=○」 のみになった。有給とっても出勤ではないので○しない。
●締め日、給与の種類を記入する欄がなくなった
●賃金内訳欄がシンプルになった
申請期間の間、出勤してない日(○をくれてない日)に報酬をもらったかどうか、をきいている
例えば、家族手当、通勤手当など月で固定的に支給されているものは、いちいち書かないといけない。固定的賃金を日割りで支給にしているならいいけど、会社来ても来なくても支給しているものは記入する。有給も、出勤していない日(○をくれてない日)になるので、書く。
…結局欠勤控除をきいている。シンプルになったのか?
4枚目
●医者が証明する欄が全体的にシンプルに。
細かい内容は省略します。動画で少し話していますが、診療実日数や手術、退院年月日欄などがなくなった。空白のスペースを広くとって医者に症状、経過、治療内容などを自由に記入させるようになった。 医者の負担を減らすためでしょうかね。
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